江南ソフウェーブの効果と痛み|リフティングの仕組みを医師が解説

ソフウェーブは真皮中層に平行超音波ビームを照射するリフティング施術。臨床研究で報告された痛みスコアや効果の仕組みを、江南のYOU&I皮膚科クリニックが詳しく解説します。
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May 17, 2026
江南ソフウェーブの効果と痛み|リフティングの仕組みを医師が解説

記事の要点: ソフウェーブは、進皮中層(約1.5mm)に7本の平行超音波ビームを均一に照射するリフティング施術で、従来の超音波リフティングとは照射の深さと方式が異なります。 臨床研究では麻酔なしの状態で平均3.94点(11点満点)という比較的穏やかな痛みスコアが報告されており、痛みへの不安からリフティングを迷っていた方に検討の選択肢となり得ます。

ソフウェーブとは?従来の超音波リフティングと何が違うのか

ソフウェーブは、SUPERB(平行超音波ビーム)技術を採用したリフティング施術です。7本の超音波ビームが同時に作動し、真皮中層(約1.5mmの深さ)にエネルギーを均一に届けます。この深さには、コラーゲンとエラスチン繊維が最も豊富に存在しているため、肌の弾力回復に直接アプローチできる層とされています。

従来のウルセラプライムに代表される超音波リフティングは、エネルギーを一点に集中させてSMAS層(皮膚と筋肉の間にある支持膜)を刺激する方式です。深部まで届くため、強いたるみ改善には効果的な一方で、一点集中型の照射は痛みが強くなりやすいという特徴があります。

ソフウェーブはエネルギーを平行ビームで分散させ、真皮中層にとどめる設計のため、深い神経層への刺激が少なくなります。これが痛みを抑えやすい構造的な理由のひとつです。また、リアルタイムの冷却システムが表面温度を調節することも、施術中の不快感を和らげる要因として挙げられています。

ソフウェーブの平行超音波ビームが真皮中層に照射されるイメージ図

ソフウェーブのリフティング効果はどのように現れる?

ソフウェーブが真皮中層にエネルギーを加えると、既存のコラーゲンが部分的に収縮し、新たなコラーゲンとエラスチンの産生が促されます。この真皮再構成のプロセスが、肌表面のきめの改善や弾力回復につながると考えられています。

ある臨床研究では、1回の施術後、平均3.6か月(最長8か月)にわたって変化を追跡しました。研究に参加した33歳女性の症例では、施術前に見られた側頭部のボックスカー型の瘢痕(陥没した跡)が、2か月後には陥没体積が65.8%減少し、肌表面が滑らかに整ったことが確認されています。

この陥没瘢痕の改善は、真皮中層のコラーゲンが再構成された結果です。同じ仕組みが、細かいしわや肌の弾力にも良い影響を与える可能性があることを示しています。ただし、効果の現れ方には個人差があり、すべての方に同様の結果が出るとは限りません。

ソフウェーブ施術後に肌のきめが整ってきた状態のイメージ

臨床研究における施術前後の肌変化を示す比較写真イメージ

サーマクール FLXのリフティングの仕組みと向いている人

ソフウェーブの痛みはどのくらい?麻酔なしで耐えられる?

上記の臨床研究では、11点スケール(0点=痛みなし、10点=想像できる最大の痛み)で痛みを評価したところ、平均スコアは3.94点でした。内訳は患者の44%が4点、31%が3点、25%が5点を報告しており、大多数が3〜5点の範囲内と評価しています。

特筆すべきは、このスコアが麻酔クリームや神経ブロック麻酔を使用していない状態で測定されたという点です。多くのリフティング施術では麻酔を適用した後の数値が公表されることが多いですが、ソフウェーブは麻酔なしでもこの水準にとどまっています。エネルギーを平行ビームで分散させ、深い神経層に直接届かない設計が、この穏やかな痛みスコアの背景にあると考えられます。

同研究では14名の参加者全員において、熱傷・色素沈着・浮腫などの一般的な施術後反応が報告されなかったことも記録されています。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、部位によっても感覚が異なる場合があります。これらのデータはあくまで参考情報であり、実際の施術では担当医師との事前確認が大切です。

ソフウェーブ施術中に冷却システムで肌表面を保護している様子のイメージ

ソフウェーブはどんな方に向いている?サーマクールや他のリフティングとの選び方

ソフウェーブは真皮中層を標的にするため、表面のきめの乱れ・細かいしわ・肌の弾力低下といった悩みに対してアプローチしやすい施術です。一方、SMAS層まで深く届かない分、強い顔のたるみや輪郭の変化を目的とする場合には、施術の方向性が異なります。

リフティングを検討する際は、「肌表面の弾力やきめの問題」なのか、「深いたるみや輪郭の問題」なのかをまず整理することが重要です。悩みの深さや種類によって適した施術が異なるため、自分の状態に合った選択ができるよう、医師に相談しながら判断することをお勧めします。

痛みへの不安からリフティングを躊躇していた方にとっては、麻酔なしでも比較的穏やかな痛みスコアが報告されているソフウェーブは、選択肢のひとつとして検討できる可能性があります。個人の肌の状態やライフスタイルに合わせて、どの施術が最適かを丁寧に見極めることが大切です。

医師がリフティング施術の種類と適応について患者に説明しているカウンセリングの様子

よくある質問

ソフウェーブは麻酔なしで受けられますか?

臨床研究では、麻酔クリームや神経ブロック麻酔を使用しない状態で平均3.94点(11点満点)という痛みスコアが報告されています。多くの患者が3〜5点の範囲と評価しており、麻酔なしでも比較的穏やかな水準とされています。ただし、痛みの感じ方には個人差があるため、事前に担当医師にご相談ください。

ソフウェーブの効果はいつごろ現れますか?

臨床研究では1回の施術後、平均3.6か月(最長8か月)にわたり変化が追跡されました。施術から2か月後の時点で改善が確認された症例も報告されています。ただし効果の現れ方には個人差があり、すべての方に同じタイミングで結果が出るとは限りません。

ソフウェーブとウルセラプライムの違いは何ですか?

ウルセラプライムはエネルギーを一点に集中させてSMAS層(皮膚と筋肉の間の支持膜)を刺激する方式です。強いたるみ改善に向いている一方、痛みが強くなりやすい傾向があります。ソフウェーブは7本の平行超音波ビームで真皮中層(約1.5mm)に均一にエネルギーを届ける方式で、痛みの負担が比較的少ないとされています。どちらが適しているかは肌の悩みの種類によって異なります。

ソフウェーブの施術後に気をつけることはありますか?

臨床研究の範囲内では、熱傷・色素沈着・浮腫などの一般的な反応は報告されていません。ただし、施術後の注意事項は個人の肌状態や施術内容によって異なる場合があります。具体的なアフターケアについては、施術を受けるクリニックの医師に確認することをお勧めします。

ソフウェーブはたるみが強い場合にも効果がありますか?

ソフウェーブは真皮中層を標的とするため、肌表面のきめの改善や弾力回復に適した施術です。SMAS層まで深く届く方式ではないため、強いたるみや輪郭の大きな変化を目的とする場合は、施術の方向性が合わない可能性があります。自分の悩みが「表面の弾力・きめ」なのか「深いたるみ」なのかを医師と一緒に確認した上で選択することが大切です。

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